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修理カルテ

ROLEX

● ロレックス デイトジャスト Cal.1570


長野市 F様 からのご依頼品

 

旧エクスプローラーなどにも搭載されている1570は名機といわれたキャリパーです。

長年使用により、調子が悪くなってしまったようです。

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今やアンティークとなってしまった1570ですが、キレイにお使いのようですね。

 

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ムーブメントのチェックをします。
裏蓋に浸水の痕がありました。ムーブメント自体に浸水痕は無いようで安心しました。

 

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自動巻機構を外しました。
油が無いまま使用されていたようですね。ローター芯や歯車が錆びたように見えますね。
これは、芯や歯車自体が錆びた訳ではなく、摩耗により発生した鉄粉(鉄カス)が錆びて
いるのです。

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ケースとムーブメントを分割します

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各針を外します。
浸水などによる腐食なども見られませんね。

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全分解画像です。

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香箱内画像です。
油が乾ききってしまい、鉄カスが発生していました。
しっかりと洗浄して注油をします。

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歯車も汚れてしまっていますので、コチラもキレイい洗浄します。

 

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前に紹介したローター芯もキレイになりました。右画像の赤い歯車がシンボルとなっています。

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ムーブメントの組み上げ画像です。現行のムーブメントとは若干違いますね。

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脱進機※ 周りの画像です。

※脱進機とは、輪列とテンプの間にあり、ガンギ車・アンクル・振り石(テンプの一部)から成る調速機構のことで、テンプや振り子の振動に動力を与えつつ、その等速の振動により 一定速度で歯車の列を動かすための機構です。

 

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テンプ上部の受け石の注油画像です。
非常に小さな部品なので取扱いには神経を使います。
受け石お1滴の注油で各段に動きがよくなります。

 

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文字盤裏の組上げ画像です。 輪列がキレイですね。

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3針を固定していきます。 接触が無いように丁寧に作業を進めます。

 

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自動巻機構の部品もキレイになりました。

 

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遅進調整の間にブレスレットの研磨仕上げをします。 見違える程キレイになります。

 

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裏蓋のOリング(パッキン)も交換しておきます。 ここから浸水があったようです。

 

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ケースにムーブメントを納めます。 この時に自動巻き機構を取り付ける場合もあります。

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完成です。

 

ありがとうございました。

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