修理カルテ
置時計
● ドイツ キンツレ製
ドイツの名門KIENZLE社 キンツレ製置時計の修理です。
今回の修理依頼は『塗装』でした。時計屋の修理は多岐にわたります。
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到着時の写真です。丁寧な梱包でした。長年日光に当たっていた為に塗装が剥離してしまったようです。
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色々なメーカーが似型のモデルを作っていますが、キンツレが群を抜いて良い作りですね。。。。
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時計向って右側がダメージが大きいですね。
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時計向って左側は大丈夫ですが、色むらが出来ないようにコチラ側も塗装します。
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右側の拡大写真です。剥離度合いが分かりますね。
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時計右側の古い塗装を落として(剥離)みました。日光によるものか結構簡単に剥離出来ますが、時計上部や左側はどうでしょうか?
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ココまではダメージが大きかった為に比較的スムーズに剥離できましたが・・・
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時計左側です。コチラ側の塗装はまだしっかりしてますので、
剥離が難しいですね。
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剥離した塗装です。時間が経つと硬くなってしまい、
あちこちに飛んでしまいます。
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時計左側もキレイに剥離できました。この塗装は『熱』に弱いので、少し温度を上げて剥離を行いました。
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時計上部も同様に『熱』の力を借りて剥離完了。。。。
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時計右側も剥離完了!後は塗装をするだけなんですが・・・
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塗装準備の間に機械を覗かせてもらいました。ウェストミンスターは音が命ですからね(^^)
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写真下の5本の鈴棒で様々な音階をつくります。いい音するんだなコレが!!!
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塗装剥離に使った道具です。
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『塗装』は仕上がりました。2度塗りしてココまでの艶を出しました。。
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時計上部のカーブ具合が難しいですね。塗り跡がついてしまうので苦労しました。
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時計左側もキレイに仕上がりました。1度塗装してあるものを再塗装は難しいですね。
(遅進調整)
![](image/syuri/su5-019.jpg)
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出来上がり全体写真です。イイ艶してると思うのですが、自画自賛???